大阪府ハンドメイドショップ手作り商品 就労継続支援B型事業所 かぼす

先日、寂光院を目指して三千院から久しぶりに京都大原の里へ出かけました。
三千院の道の傍を細く流れる呂川(ろかわ)と律川(れつがわ)に沿って歩くと駕籠に花束を積んで売り歩いた ”大原女の小径” に繋がります。

左手には、彼岸花や紫蘇(しそ)の葉畑も終わり、赤く熟した実がなる富有柿や木々の紅葉が点在し、深まりゆく大原の ”山里の秋” の田園風景が広がります。

右手には、農家の垣根から青い柚子や真っ赤な南天の実と椿の花が顔を覗かせ、軒先には冬に備えて保存食のかぶらや大根が干されていたり、やがて来る厳しい ”山里の冬” に備える、大原の農家の日常風景が見られます。

のんびり歩を進めていると、突然、” 熊だ・・” ” 熊が柿を食っている・・”と大声で叫ぶ子供の高ぶった声が聞こえました。
驚きながら大きな柿の木を見上げると、夕暮れ前で見分けがつきにくいが、確かに柴犬ぐらいの真っ黒な物体が柿の実をつついているのが見え、一瞬心臓が高まりました。

落ち着いて再度見直すと正体は真っ黒で大きなカラスだと分かりました。
今年は各地の山里で熊の出没が多発しており、過敏状況になって、急いでその場から逃げ出そうと思った自分が恥ずかしくなりました。
京都北部の山は多くの熊が生息しており、特に貴船・鞍馬から桃井の里・花背の里への観光は熊と遭遇しないように注意が必要です。

さらに歩を進めると、建礼門院が寂光院に入居する道すがら日が暮れて、月明かりで泉の清水に姿を映し、化粧したと伝わる ” 朧(おぼろ)の清水 ” に出会います。
そして、” 朧の清水 ” からゆっくり歩いて10分程で、目的地の紅葉する寂光院にやっと辿りつきました。

今回は思い出の風景画として ” 大原の里 ” のスケッチ画を添えたいと思います。

最後までお読みいただきまして、有難うございます。

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